第65話

――――夕飯の時間。



お手伝いさんと側近の人が

作ってくれた、一緒に食べる。

いつも隣に居る雅妃が居ない。


違和感を感じる。



燈妃はまだ、帰ってこない。


誘拐か?なんて朝妃兄達が騒ぎ

はじめている。父さんも帰ってきた。



どうするか?

なんて話し合っている時に

燈妃が帰ってきた。



父:「燈妃っ!どこいってた?何してたんだ?怪我は?どこも痛くない?」


燈妃:「う、ん…大丈夫だよ。」


父:「そうか、そうか。よかった。何処にいってたんだ?」



一瞬、動揺を見せたあと。



燈妃:「じいちゃんの家。」


父:「じいちゃん…そっか。燈妃、じいちゃんの家大好きだもんな。」


燈妃:「う、ん…いっぱい美味しいもの食べたから、僕眠い。お風呂も入ってきたから寝るよ。学校、あるし。」

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