第57話
―――22時30分過ぎ。
朝妃:「お、竜妃、雅妃まだ寝てなかったの?風邪ひくぞ。」
リビングで寝てしまったのか
俺と雅妃を起こしてくれる朝妃兄。
あれ?もう22時回ってる……?
確か……悠妃も嘔吐して
脱水症状が出始めたから
玖賀専属のお医者さん呼んだんだっけ……
その時間が19時過ぎ――。
だいぶ、寝ちゃったな。
朝妃:「煌妃と悠妃の看病になるから、しばらく隔離生活な。」
竜妃:「……うん、わかった。」
朝妃:「そんな寂しい顔すんなよ。2、3日経てば良くなるだろうから。わかった?」
竜妃:「…………はい。」
――――隔離生活。
兄弟が多い玖賀家は
一人が風邪やウイルスを持って帰ってくるとあっという間に広がる。
特に下の二人は
俺たちに比べて身体が弱くて
入院になることも多くて。
調子がいい時は母さん
組の仕事が落ち着いている時は父さん
二人ともダメな時は
朝妃兄と妃響兄が交代で入院に
付き添っていた。
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