煌妃：「やーっ！だーっ……」

奇声を発しながら

妃響兄の腕の中で、

胸に頭を叩きつけたり……

後ろに反ったり……

暴れている。

妃響：「しんどいよなあ…。薬が効けばいいなあ〜。こうちゃん。」

煌妃：「ん〜……ばあかっ。ばあかっ。ばかばかばかっ！」

尚も暴れ続けている煌妃。

妃響：「ばかあ？煌妃もバカだぞっ。」

悠妃にも甘い妃響兄……だけど

煌妃にはそれ以上に甘い。

目に入れても痛くない存在。

なのか？って思うほど

煌妃のことを溺愛している。

煌妃：「んーっ！んーっ！はあっ……げっ……ゴホッゴホッ……」

暴れていた煌妃が

真っ青な顔をしたと思ったら……

妃響兄の胸に嘔吐。

飲み込んでしまったのか

ゴホゴホ咳き込んでいる。

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