妃響：「んー？悠ちゃん違うって？」

悠妃：「んんんん！やー！うわあああ〜…やあっ！やー！！ぎゃー！！」

やだ、と言って暴れている悠妃。

朝妃：「ママ居なくて情緒不安定だもんな〜。グズグズも仕方ないか。」

妃響：「仕方ないね。悠ちゃんはわからないから、慣れないのも仕方ないね。」

母さんが出ていってから

昼間もグズグズ、夜もグズグズ…

四六時中、悠妃の傍に誰かが居るように

なっていた。

泣いて、暴れて…ひどいときは

泣きすぎて嘔吐することもあった。

それが理由なのか

朝妃兄と妃響兄は悠妃のことを

気にかけていて、

学校や当時入っていた蒼空から

帰ってくると真っ先に悠妃を見ていた。

―――父さんは、組でトラブルがあり

家に帰ってこない日が続いていた。

そんな、中での出来事。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい