第44話
父:「まあた、やってんのか…煌妃と悠妃は。飽きないなあ…」
妃愛:「仕方ないよ。二人とも、ひいくんが大好きなんだもん。」
父:「甘えられなかったからなあ…にしてもなあ、毎度飽きないのか。」
妃愛:「飽きないでしょ。ひいくんの取り合いは続くよ、きっと。」
ひいくんを巡る争いは
はじまった、ばかり。
二人の行動を観察することも
はじまったばかり。
今日も玖賀家は
ひいくんを巡って
二人の争いが続く。
―――「こうにいっ!ふざけんなっ!」
―――「いつもいつも、二人でデートしてたのかっ!ずるい!譲れ!」
―――「弟の特権だっ!」
―――「ひいにいっ、抱っこ。」
「あーっ!ずるい!僕も僕も抱っこ。」
「順番な?先に悠妃が来たから、悠妃な?」
―――昔から変わらない
玖賀の家族のカタチが
そこには、存在する。
今と昔も―――変わらないカタチが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます