第30話

妃響:「……………朝妃と一緒なんか、勘弁だからな。俺。そんなんで、妃愛に嫌われたくないから。雅妃やる。」


雅妃:「やる?いらないんだけど!?」


妃響:「怒る気失せた。後、頼んだ。」




玖賀家の跡取り息子の怒りを


鎮められるのは


妹なのかもしれない。



妹には弱すぎる。


跡取り息子の唯一の弱点。



玖賀の兄と妹の物語は

はじまったばかり。



怒る日はくるのだろうか。

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