【※】 野生の精力?
見落としていたヘビの効能、それは精力の増強効果であった。
食事を終えて談笑してから3人で床に着こうとした時、倫太郎はおさまらない勃起に苦慮していた。
もちろん彼女たちを襲っても良いのだが、なんとなくの慣れのせいか、このところ毎日とはいかないでいる。レノミアも妊娠中だから無理強いするのも良くないと考えるたび、まだこの関係になって3週間だと言うのに徐々にある種の『夫婦感』が出てきてしまっている状態だ。
敷き詰めた段ボールと笹で作った3人で川の字になる寝床で端に寝転がった倫太郎は彼女たちに背を向け、自分でおさめられないかと触ってみるのだが…
「倫太郎?」
あっさりと隣のアイハにバレてしまった。匂いでも感じたのか、ラビューナの勘によるものか。言い訳を並べる前に、肩を押されて押し倒されたような姿勢にされてしまった。
「れ、レノミアが起きるから…」
「起きてます、よ?」
その向こうから銀髪が顔をだす。しまった、と倫太郎は顔を覆うが、二人はむしろ不満げに擦り寄ってくる。
「無理をさせるわけには…」
「まあ。でも安定してきましたし…求められないことの方が、私たちは寂しいんですよ」
「そう。そんで寂しいと死んじゃうのよ?」
あっという間にズボンを脱がされ、屹立したそれはレノミアの口にふくまれてしまう。アイハは上の服を脱がせては自分も脱ぎ、胸を顔に押し付けてくるのでその先端をこちらも口にふくまざるを得ない。
「っあ! 気持ちい…、もっと、ぺろぺろって、してぇ…?」
「はふ、りんたろ、さん…気持ちい、ですか?」
二人に襲われる感覚は何度やってもなかなか慣れない。そのうちアイハは胸では足りないのか、倫太郎の顔の上に座るような体勢になる。むわっと香る汗の匂いに、野生の力で高められた倫太郎はさらに強く欲情を掻き立てられ、夢中で舌を動かす。
「あん、やんっ!だめ、ぇ…! あぁ、いっちゃった、ぁ…!」
悶絶するアイハの姿で見えないが、自分の下半身もおおよそ大変なことになっているようだ。裏筋を舐め上げられると倫太郎もタダではいられない。力が抜けたアイハの腰を押すようにして顔の上からどかし、起き上がりながら彼女をレノミアに預けるように向かい合わせにして座らせ、腰をあげさせる。
「ぁ…!こんなの、動物みたい…!」
「野生のヘビなんか食べてるんだから、もう動物みたいなもんだろ…、レノミア、」
「はい、わかっていますよ。アイハさん、私とキス、しましょう…?」
上半身を支えるように座るレノミアは、アイハに口付けて絡めるように深める。口を塞がれたアイハはうめくしかできなくなり、倫太郎は突き上げられた彼女のお尻に自身を擦り付けていく。
「っん、む、ん〜〜っ!!」
ふりふりと揺れるお尻を撫でながら、倫太郎はたまらず彼女の中に侵入してしまう。質量を感じるとアイハはビクビクと震え、その中は吸い付くようにしながら倫太郎を迎えていく。
「んぁ、にんし、しちゃぅ…!」
「外に出すから…!」
「はい、アイハさん? 私の方を見ていてくださいね」
レノミアによしよしとされ口を塞がれながら、アイハは強請るように腰を揺らしつつ何度も絶頂し、その度に倫太郎を強く締め付ける。ヘビのおかげでいつもよりも長持ちするせいで、倫太郎が彼女を解放する頃にはアイハはガクガク震えながら笹に埋もれ、息を整えるので精一杯という様子になってしまっていた。
「まあ、倫太郎さん…?」
「これは…困ったな」
ところがアイハを寝かしてからも、倫太郎のそれは収まらなかった。レノミアは笑って、再び手や口で丁寧にしてくれてしまうのだった。
***
そんなことをした翌朝は、3人とも全く起き上がれなかった。
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