▶主要な登場人物や用語の説明

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《登場人物》

クルト・グランベルク

【主人公/人間族/グランベルク家/次男/男性/34歳】

中立国である≪オべリア≫で冒険者として生計を立て暮らしているおっさん。

金髪。青い瞳。髪の毛は長く、顔が隠れている。

木製の梟が彫られた腕輪をしている。線が細く、綺麗な顔をしている。

言葉遣いや立ち振る舞いに品がある。

物腰柔らかく、争いが嫌い。思慮深くて、のんびり屋。

滅多なことでは怒らない。大抵の事は笑って済ませられる度量の持ち主。

しかし、裏切り行為には態度が一変する。


成瀬川 風香

【高校生/第128代内閣総理大臣の娘/長女/女性/16歳】

茶髪。ベリーショート。ツーブロック。身長178㎝。筋肉質のアスリート体型。黒目が大きく、目力がある。

趣味は、筋トレ・ソロキャンプ・山登り・格闘技。

性格は、ポジティブ。正義感に熱く、世話焼きで面倒見が良い。他人の悪口は言わず、他人が嫌がることを進んでやる。あまり賢くなく、不器用。しかし、くよくよしない。何事も最後までやり遂げる。

異世界≪アルダン≫へやってきてからは、クルトを連れまわして危険にさらす問題児としてミゼリアから目の敵にされている。


ミゼリア・アルマード

【ダークエルフ族と人間族の混血種/アルマード家/長女/女性/36歳】

女店主が営む大衆食堂≪アルト・マージュ≫でウェイター&用心棒として働いている。黒髪。ボブカット。褐色の肌。紫の瞳。シャープで切れ長なつり目。泣きほくろ。ぽってりした唇。右腕は義手。ボン・キュッ・ボンな体型。

社交性に富んでおり、どんな者とでも親しくなれる。

戦闘能力は高く、怒ると怖い。冷酷非道。

他者が苦しみ悶える姿に興奮する変態。

クルトにだけは、激甘。超過保護。

クルトを危険な目に遭わせる者には容赦しない。


モルディアナ・ラスター

【人間族/マルドリア学園高等部2年生/第3生徒会長/ラスター家/長女/女性/16歳】

ラスター家の1人娘。

赤髪。天然パーマ。赤い瞳。幼さの残る顔。程よく肉付きのいい身体。

生真面目な性格。

常に眉間に皺を寄せ、生徒たちから恐れられている。

ついたあだ名が≪氷の女王≫。

戦闘能力は、人並み。

クルトに一目惚れをしてしまい、クルトが絡むと暴走(トラブルメーカー化)するようになってしまう。クルトと行動を共にするうちに参謀としての能力に目覚めていく。


ローエン・サドネリア

【吸血鬼族/サドネリア家/次女/女性/535歳】

外見年齢は、8~10歳。やせ型。

銀髪。身長よりもはるかに長い髪。緑の瞳。

髪質は、針金のように固い。

寝癖がつくと重力を無視してふわふわ浮いているように見える。

とある事情で剣に封じられ、様々な者の手に渡りながら、500年間世界を旅してきた。知識は豊富。コミュニケーション能力は、壊滅的。

感情は欠如しており、他人の心がわからない。

思ったことを口にしてしまう。

≪生まれつき魔法が扱えない特異体質ガラル・ドゥーン≫のクルトと血の契約を交わし、クルトに魔法・不老不死の力を与え魔法の扱い方を教えている。


カシム・クルーガー

【人間族/王国運営ギルド≪へザリア≫職員/クルーガー家/長男/男性/23歳】

黒髪。オールバック。魔導具マジック・アイテムの眼鏡(フレームは、スクエア型。フレームの素材はメタル。リムの形状は、アンダーリム)。

白いワイシャツに黒のパンツ。黒のベスト。レザーグローブ。パンツをインしたロングブーツ。ショルダーホルスター。魔導具の回転式六連射銃へクタロン二丁。

几帳面な性格。冷静沈着。頑固。人間不信。

決まった服しか着ず、決まった時間に決まった料理しか食べない。など、こだわりが強く冒険が嫌い。

銃の腕前は超一流。物事を俯瞰的に捉えるのが得意。

情報収集係としてクルトを陰で支える。



ヴァルロコ

【人狼族/王国運営ギルド≪へザリア≫職員/男性/39歳】

獣の耳や目。尻尾。鋭い牙や爪。

耳や尻尾や髪の色は、灰褐色。短髪。金の瞳。無精ひげ。

よれよれのワイシャツにパンツ。汚い革靴を履いている。

黒のボロボロなロングコートを愛用。

カシムの先輩であり、相棒。

五感が優れ、犯人の追跡が得意。一度嗅いだニオイは忘れない。戦闘能力も極めて高い。

女性相手には本気になれず、語彙力が乏しく口げんかに弱い。気を遣うのが苦手。負けず嫌い。言葉遣いは荒く、好戦的。人情に厚く、涙もろい。

シングルファーザー。娘にデレデレ。

クルト一行の中では、一番の年長者。兄貴的存在。戦闘では、特攻隊長。


《世界観・用語の説明》

・異世界≪アルダン≫

主人公が生まれ育った世界。3つの大陸≪キュメロ≫≪ミーザン≫≪ハイドラン≫。1つの島≪ヘストラド≫。空を浮遊する島≪フリューガル≫。で構成されている。移動手段は、飛行艇か船のみ。


・生まれつき魔法が扱えない特異体質(ガラル・ドゥーン)

物語の初期では、原因は不明。物語の中盤から、異世界≪トウキョウ≫から流れてきた有害物質が原因だと分かる。魔法が扱えない代わりに、『魔力に反応して発動するタイプの魔法・魔導具』『スキル』を無効化してしまう。


・マルドリア学園

大国である≪テスタルト家≫≪トルネリア家≫≪ラスター家≫が友好の証として建てた。建てられた場所は、3つの国が面している空白の大地。どこにも属していない。3つの大国は、仲が悪い。学園の敷地内には、3つの学び舎がある。それぞれの学び舎には、生徒会長がいる。代々、≪テスタルト家≫≪トルネリア家≫≪ラスター家≫の血筋の者がなるしきたりがある。


・王国運営ギルド≪へザリア≫

ラスター家が統治するオべリアにあるギルド。城で働く者たちの労働環境の改善を目的に設立された。主に城下町で起こる市民同士の事件や事故を担当している。


・ダークエルフ族

異世界≪アルダン≫に住む種族。知能・戦闘能力は、数多いるどの種族よりも優れている。男女問わず自分の意思とは関係なく、異性を惹きつけてしまうスキル≪誘惑デリ・シュ≫を生まれながらに持つ。


・魔導具(マジック・アイテム)

魔力が宿った鉱物ナノライトを加工したもの。そのほとんどは、ドワーフ族が製作している。

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