第13話
決められることが、楽。
それは少しわかるような気がした。
親の決めたことを守っているようなわたしの人生を思うと、何一つ自分で決めていない。
だけど、それに反抗したり何かを主張したりするほど何かに焦がれた事などわたしには無かったから。
いつか来るのだろうか。
わたしにも何かに抗ってまで、手に入れたいと思うものが……。
────そんな思いも、塾の授業が終わる頃にはすっかりと頭から抜けていた。
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