おまえなど絶対に認めない!
雪花
第1話
おまえなど絶対に認めない! とあの人はおっしゃった。よりにもよって、この婚約を認めたわたくしの父と、あの人のお父君の前で。目の前が暗くなるとはこのこと。どうして今。どうしてこの方々の前で。どうしてそのような言葉を。わたくしには何も分かりかねます。若気の至りというものでございましょうか。取り返しのつかないことも、この世にはたくさんございますでしょうに。わたくしは父親の顔を窺う。取り返しは、つかないようでございますわね。
おまえなど絶対に認めない! 雪花 @Setuka_Sakuragi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます