前置きと言うには長い
この世界にはいわば超能力、別名「ユニ」と言うものが存在し、今や超能力保持者(通称ユニル)は大なり小なり世界人口の7割を占めるほどになった。
そしてそのユニの種類は細かいものを数えたら数千種類。(数字がここまでアバウトな理由は登録されていないユニやユニと言うにはあまりにも心許なく把握されない物があるからである。)
ユニルはその力を学ぶ学校に通い、その力を活かす職業に務める者もいれば、普通の学校で学び普通の企業に務める者など様々である。
しかしユニルがいれば勿論無能力者(通称ムニル)も存在する。
近年その風潮は減ってきたが、ムニルの差別意識は世界でも大きな社会問題となり国を悩ませてきた。
ユニルが増えるに連れて差別意識も倍増。
差別反対団体が長年活動を続け、やっと最近落ち着いてきたものの、やはり習慣というものは根深く、今も学校内や会社内でのムニルへの差別いじめの影は消えることはない。
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