「2年間って長いよね。

きっと2人しか知らない思い出も沢山あるんだと思う。

今辛いのもわかるよ？

わかるけど、その辛さは永遠じゃない。

きっとまた貴女のことを大切にしてくれる人が現れると思う。

それまで心を休ませようよ。

貴女は大丈夫！

ガクの彼女を2年もやって来たんだから、貴女は強くなったはず！」

溢れ出る言葉を元カノにぶつける。

「大丈夫じゃない！

強くなんてない！

マナブ！お願い、戻ってきて？」

ガクは首を横に振る。

「戻らない。戻れない。

俺達、もう始まってるから。

コイツの笑顔を見ていたいって思うから。

戻るのはもう無理」

そう言って私の肩を抱く。

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