第65話

放課後、出間先輩に連絡した。


好きな人が居ます。


もう連絡できませんって。


その返信は来ていない。


鈴とバイトに行き何事も無かったように働いた。


「いらっしゃいま……」


レジ前に出間先輩。


「ノンちゃん、こんばんは」


ガクほどでは無いけど背が高くて、スポーツマンで、たまに眼鏡をかけていて、優しい先輩。


でも恋愛感情は無い。


「こんばんは…」


気まずい。


「バイト終わるまで待ってるから話せる?」


「はい、わかりました」


先輩は私のバイトが終わるまで店内で勉強して待っていた。


「お疲れ様でーす」


バイトの社員さんに挨拶をして外に出た。


出間先輩が待っている。


「鈴、今日はありがとうね!


また明日」


「ノン、頑張ってね!」


鈴と別れて出間先輩と近くの公園まで歩いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る