第19話
高校生にもなって親の帰りが遅いからって騒ぐ事じゃないのはわかってる。
でも2人とも残業の無い仕事。
それに遅くなる連絡もない。
こんな事、今までになかった。
お父さんにも電話してみたけど圏外だ。
ソファーに座りガク君に電話して不安な事を話した。
「大丈夫?今1人なんだろ?」
「うん…待つしかないから待ってみる」
「……俺、行こうか?」
「え?」
「1人で不安だろ?
帰ってくるまで一緒にいるよ?」
どうしよう…でもやっぱり不安。
「お願いできる?本当にごめんね」
「謝るなよ。すぐ行くから」
私は住所と家の目印を教えた。
もし、お母さん達が無事に帰ってきた時にガク君が居たら怒られるかもしれない。
それでも一緒に居て欲しい。
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