第5話

「ノンちゃん?どうした?」


「ありがとう、なんか嬉しいなぁって。


だから本当にありがとね」


いつも笑っていて良かった。


「ノンちゃん、友達になろうぜ!」


「うん!うん!もちろん!友達になろ!」


私は元気に返事をした。


高校に入学して新しい友達が沢山できたけど、この出会いは特別な気がする。


「思った通りの子で良かった!じゃあ連絡先教えてくれる?」


ガク君は声は低いけど優しい話し方をする人だ。


「上原から教えてもらって良いよ?」


それが1番早いと思った。


「いや、ノンちゃんから直接聞きたいから。


教えて?」


すっごく嬉しい聞き方。


私はすぐにスマホの番号を教えた。


「今電話する。一回切るから」


「はーい」


すると本当にすぐに見知らぬ番号からの着信。

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