第38話
「おい、クソガキ!ありゃどーゆーことだ?!」
ゼロス&プレセア加入後。
ロイドになんとか理由をつけて宿を取ることができた彼らは、ロイドを外したメンツで会議が開かれる。
もちろん、最初の言葉はゼロスのものだ。
「ボクにも分からないよ」
実はこの会議、しいなの時にも開かれていたのだが、結局解決されることなく。
ジーニアスは、力なく首を振った。
「…せっかく、一周目の記憶がある状態で始められると思ったのですが……」
「私も早く戻りたいよ~」
この時点、本来感情を込めて喋らないはずのプレセアとコレットが喋っている。
ロイドといると、“ストーリーモード”になる。
ゼロスは彼らの話を聞いて、理解した。
「……それじゃあ一周目と変わんねーんだな」
「そうみたいだよ。
ボクたちに記憶がある以外はね」
「ふ~ん…」
☆
会議が終わるとそれぞれの部屋に戻った。
そんな中で、ゼロスは一人考えていた。
(……それって勝ち目あんのか?
結果は前と同じじゃねぇのか?)
と。
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