第4話
「ジュー…」
ジュード、という叫びは、彼自身の耳に届いたかどうか。
ズドドドド、と素早く音を立て、扉が下へ落ちて閉まる。
残ったのは先程までが嘘だったかのような静寂と、暗闇。
ミーシャは…ただただ剣を懐に抱え込んで、その場に立ち尽くしたのだった──。
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