第40話
多くを語る訳でもなく、ただ私と同じように人の波を見ながら、黙って煙草を吸い始める。
そして、私が立ち上がって帰り出すと、天野さんもこの場所から立ち去って行く。
別れ際に、もう来るなと言い残して…。
その繰り返し。
初めは緊張した。
でも、何度も同じ事の繰り返しだと、私の天野さんへの警戒心は薄れていく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます