第37話
「……夜の繁華街は危険だって昨日、言っただろ。」
今に思えば、一目惚れだったんだろう。
こんなにも、この女の身を気にするような事を言ってしまうんだから…。
「……。」
「……?」
何も言わず困ったような表情を浮かべた莉茉に、俺は内心で首を傾げた。
…何か訳があんのか?
この場に固執する訳が。
―――その、悲しげな瞳の訳が。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます