第36話




「…………?」




ゆっくりと振り返る莉茉。




「…あっ、昨日の…。」




俺を見て、驚いたように莉茉は目を丸めた。




「……」



そんな莉茉に俺は目を細める。






正直、女なんて生き物は見慣れた存在だった。




俺のブランド目的に近づいて来る奴等が大半で、後は打算やステイタスを上げたいが為。




誰が、そんな女に本気になる?





それなのに、俺の中での莉茉の存在は、特別、



…………だったように思う。

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