第20話



息を飲む。



「っっ、綺麗。」




銀髪の髪。



怖いぐらい、整った顔立ち。



すらりと高い身長。





「……、黒い、瞳……。」



そして、何よりも私の目を惹き付けたが、意思の強そうなその瞳。




綺麗だと思った。




どこまでも吸い込まれそうなくらいに真っ直ぐで、澄んだ黒い瞳が。




ーーー惹き込まれてしまいそう。



「っ、」




その瞳に、息も止まりそうなほどの恐怖を覚える。




こんな綺麗な人がいるなんて。

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