第14話

ナーシャ・キョウカQ・ズイカの3人を加え、東の大陸へと渡りました。



西のガーディアナ


東のルーンファウスト


離れた国の王女の私とナーシャは手を取り合い、後の戦いも乗り越えてきました。


国に戻った今でも付き合いは健在で、この日届いた手紙も、きっと近況を伝える内容なのでしょう。


アンリは封書を丁寧に開け、手紙を取り出す。


冒頭の形式的なあいさつからずっと目を通していると“さて”と話題が切り替わる言葉があった。


なんとなく普段と違う雰囲気がして、


どうしたのだろう…?


と、思いながら続きを読んだアンリは、その内容に口もとを押さえ、手紙を落としそうになるほど動揺していた。


“バルバロイさんとアモンさんが上空を飛んでいる時、マックスさんらしき人を見たそうなのです”


といった内容。


「マックスが生きている…?」


アンリは自分にしか聞こえない声でつぶやいた。

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