後編

第51話

「それじゃあ…。

そろそろ決着、つけるとしますか」


「…小細工ナシでね」


結局残ったのは、ティファとユフィ。両チームのリーダーのみとなった。

二人はマテリアの付いた武器、防具をその場に捨て、両手に雪だまを持ちながらにらみ合う。


「―勝負っ!!」


ティファが合図を出した時。


「ふっ…!」


場を狂わすようにユフィが吹き出して、ティファは脱力し雪だまを落とした。


「な、なに??」


「他の事、考えられなかったでしょ?」


「…え?」


ユフィから敵意は感じられない。作戦ではないようだけど。


「どういうこと?」


ティファは陣地を乗り越えて、ユフィのもとに行く。

すると彼女は今にも泣きそうな顔だった。


「ティファ…エアリスの事があってから、ずっと、何か考えてるんだもん」


「ユフィ…」

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