(ユ)棺桶の中から(作成中)

前編

第15話

初めてアイツに会ったのは…神羅屋敷の地下室だった。





ひとつひとつの明かりの間隔が開いていて、この中は結構暗い。そんなところを、クラウドとエアリスとユフィは歩いていた。


「もうやだ。

帰ろーよー」


マテリアのためとはいえ、こんなところまで一緒に行くのが嫌になっていた忍者のような姿の少女。


名前はユフィ。


屋敷だというのにコウモリが飛んでる。

つたい歩いている壁は、湿っぽくて気持ち悪い。


先を行くクラウドとエアリスを呼び止め駄々をこねた。


「エアリスだって嫌でしょ?

こんな気味悪いトコ」


「ううん…。私は別に」


笑って答えるエアリス。


「うぇぇ~マジでぇ~?」


エアリスに訊いたのが間違いだったかな。

そういや、危険なの結構好きみたいだし。


「ん?」


「どうしたの、クラウド」


壁づたいに歩いていたクラウドが何かに気づいて足を止めた。


「なになに?」


アタシは近づいて一緒に見てみると、目立ちにくいがカギのかかったドアがあった。

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