第3話
「ね、ねぇ…起きてたの!?」
びっくりした。
だって突然……ぐいって……。
「く、苦しいよキリヤ…。」
「…………そう?…」
???
「俺ならこれくらいがいいけど。」
「…そんな、事言われても……。」
困るよ………。
うん…。
色んな意味で。
「キリヤ~。」
「…何?」
「離して……」
「ヤダ。」
「じゃぁ起きて。」
「ヤダ。」
何だか…寝起きのキリヤって…………。
「どうして?」
「ヤダだからやだ。」
…子どもっぽい……。
「………カリス……」
「?」
「…おやすみ。」
「え、ちょっと待って…離してよ、キリヤ~。」
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