第3話


 しかし、諦められない海月。


 それからずっと、どうすれば教師になれるのかをひたすら考えました。


 特技はパソコン全般であります。

 資格も取ったりなんかして、情報分野には特化していますので、情報科目なら目指せるかも……なんて、思ったりして。


 だけど本当に、高校教師として働いたところで、何が起こるんだ? と、n回目かの問い掛けを繰り返したりして。(笑)


 やっと現実と向き合えました。(笑)



 大体、そこに辿り着くことすら、現状難しいわけですし。当たり前ですよね。



 ということで。

 この想いは、来世の私へ託すことにしました――。(来世の私も迷惑)




 さて、癖の話に戻ります。


 この癖が、現在小説を執筆している現状に繋がってきます。




 小説自体は高校時代から書いていました。


 それこそ最近、昔の荷物を漁っていると出てきましたよ。

 コピー用紙で作った1冊の本が。(笑)


 高校時代、その当時在籍されていた先生方を登場人物にして、小説を書いていたのです。(笑)

 ストーリーはもちろんフィクションですが。



 あの頃、うちはインターネットを見る手段が無くて、小説を投稿するサイトがあることも知りませんでした。自分で本を作っては楽しんでいただけの時代です。



 ですが社会人になると忙しさ(とリアルに向けられた癖)が勝って小説から離れるわけですね。

 それこそ、自作本の存在も忘れるくらい。(笑)




 なのに何故、小説を思い出したのか。

 …………そう、積もりに積もった癖を消化する為です……。




 癖と言うか、もはや妄想。

 こんな感じだったら良いのにな~……を一生懸命文字にぶつけながら、プロットとか何も考えずにひたすら書き続けました。


 この頃、『スーツ』『ネクタイ』『眼鏡』というまた別の癖も生まれていた海月は、勢いのままとにかくしたためて……。



 なーんと。

 初っ端から18万字超えの長編を書いてしまいました。



 (勢いって怖い)




 


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