第43話

お通夜、葬儀が終わり今後の話を親戚が始めるのを他人事のように見ていた



父の兄である叔父さんが「家においで」と、言っていた



母の姉の叔母さんも「家でも良いのよ」と、言っていた



皆が優しくわたしに話しかけてくれていた



そんな中、さっきの彼がわたしの目の前に来た



そして・・・



「葵…俺のトコにおいで」そう言いながらわたしの頭を撫でてくれた



まるで、子供を宥めるみたいに・・・



わたしは、心地よくて目を瞑り・・・小さく頷いた

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