第34話

「ここに居るのもわたし。克也に貶されてるのもわたし。全部、わたしなの。でもね、ここに居るわたしは克也の知ってるわたしじゃない。克也が好きになってくれたわたしじゃない。それに、ここに居る克也はわたしが好きになった克也じゃない」



わたしは今まで我慢してた事を克也に告げる



「わたしはね、家でダラダラしてる克也が好き。未だに高校の時のジャージを着てる克也が好き。寝る時は暗くすると寝れない克也が好き。夢の為に頑張る克也が好きだったの」



最後は過去形になった

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