第92話

手当の用意をし着替えて寝室に戻ると、シャツを握り締めたままの彼女



俺はそっと布団を捲り、濡れタオルで汚れを拭く



顔、手足、綺麗にして口元の傷に触れる



「痕、残んなきゃいいな」



独り言を呟きながら消毒した



そして首元には、明らかに締められた痕



「何で…」



俺はタオルで綺麗に拭き大きめのTシャツを着せた



握ったシャツを離さないので被せただけだけど・・・



一通りの処置を終え、布団を掛け部屋を後にした

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