緑色

green

第12話

アイツ・・・アイツがいる



4車線道路を挟んだ歩道に・・・



なんだこれ…ドクン…ギュゥッ…



心臓が痛ぇ・・・



ワイシャツの上から胸を叩く



「社長、如何なされました?」



「いや、何でもない」



「そろそろ、移動しませんと…」



「分かってる」



俺はアイツから目線を逸らさずに車に乗り込む



その時、アイツと視線が合った…気がした



アイツは何も見えなかったのか、そのまま歩いて行く



俺から離れて行く



「止めろ!」



俺はアイツに向かって走り出した

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る