第4話

俺は彩の腰を抱いたままホテルへと向かった



時折、彩の頭にキスを落としアタフタする彩を微笑ましく思いながら



そうしてる内にホテルに着いた



中に入りロビーのソファーに座った時



「ねぇ?桐谷くんじゃない?やっぱり!!」



誰だコイツ



「もう、覚えてないの?美紗よ!冬木美紗。」



「・・・」



「あぁっ。もしかして・・・同じ保育園だった、美紗ちゃん?」



「・・・あなた・・・だぁれ?」



「あっ。あたし、木内 彩」



「・・・あぁ・・・居たわね。所で・・・こんなトコで会えるなんて・・・未だに幼なじみしてるの?」



「あっ違「木内さんにきいてないわ」」



「ねぇ。桐谷くん・・・良かったらお話ししましょ?」



「・・・良くないから、しねぇ」



「えっ?」



「聞こえなかった?良くないからしないって言ったの。見てわかんねぇ?今、彩といんの。邪魔しないでくれる?」



「・・・でも…こんなトコで会えたし・・・」



「ここは俺と彩にとって生涯、大切な場所になるんだよ。頼むから汚さないで」



「なっ!!・・・」



「彩?行くよ!」



「えッ?…智くんっ」

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