母の面影

第79話

彩「ママ…?」



瑛「恵、紫音に話してやれ」



恵「そうね。ただ、話す前に…1つだけ渉に確認したい事がある。アンタ、紫音の事…知ってるの?」



「知ってるって・・・何をですか?」



恵「紫音の両親の事よ」



「あぁ・・・」



俺は紫音に話してもいいか聞くと小さく頷いた



「俺が知ってるのは、小学校の時に事故で亡くなったって事くらいです」



恵「…そう」



恵さんは少し考えてから・・・



恵「今から話す事は紫音も知らない事なのよ。だから、紫音がみんなに聞かれたくないならここでは、話せないわ」



俺は紫音に



「紫音?どうしたい?みんなと一緒じゃない方がいい?」



「……。ぃっしょがいぃ」



「本当にそれでいいの?」



コクっと頷き手をギュっと握ってきた



「…わかった。恵さん、話して」



恵「分かったわ。話すわね」

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