おまけⅡ

智&彩side

第34話

「はぁ~。渉くんも紫音も幸せな顔してたねぇ?」



「あぁ。やっとだな」



「さっきね。一緒に買い物に行った時、紫音ちゃんが言ってたの。『渉に出逢えて良かった。私を見つけてくれて良かった。渉に出逢えた事が私の全て。』そう言って微笑んでたの。話す事が苦手な筈なのに一生懸命、伝えてくれたの」



「そうか・・・良かったな。彩だから話してくれたんだ。」



「うん。だから私も紫音に『紫音ちゃんの心を私も大切にしたい。私と友だちになって下さい』って告白しちゃった」



「・・・」



「そしたら、また笑いだして『こちらこそ友だちになって下さい』ってOK貰っちゃった」



「・・・」



「それから仕事の事とか少し話したの。紫音も『渉くんたちと一緒に居たい』って言ってくれて。嬉しかった」



「・・・」



「・・・?・・・智くん?どうしたの?」



「・・・あのさ・・・何で?」



「・・・?」



「何で、告白なんかするの?彩は俺だけの彩なのに・・・」



「・・ぇ?」



「だから!俺以外に告白なんかしちゃダメ」



「・・・え~と・・・紫音ちゃんだよ?」



「それでも・・・」



「ふふっ分かった・・・じゃあ・・・智くんにしてもいい?」



「///ぇ?」



「智くん・・・昨日の智くんより今日の智くんを愛してます//」



「・・・///俺は10分前の彩より今の彩を愛してる」



「幸せだね・・・」



「渉たちのおかげだね」



「・・・そう言えば・・・渉くん・・何て告白したのかなぁ?」



「そう言えば聞くの忘れたなぁ?」





~~~~~~~~~~

渉side




やべぇ・・・俺・・・・





告ってねぇ~~~~~!?





おしまい~

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