紫音side

第33話

皆さん紫音です。私は人前で話す事が出来ませんが皆さんには伝えなければいけない事があって勇気を振り絞って話します。



渉はきっと「私が勘違いをしてる」と思っている筈です。



でも勘違いなどしてません。



私は渉と話す事が出来た瞬間、運命を感じたのです。



渉が善意で言った言葉を魔法の言葉に変えました。



その魔法は私の心の声を渉に伝えてくれました。



今まで心ない言葉に傷つき涙を流しました。



でも渉の一言は、私の傷ついた心を癒す魔法の言葉でした。



もし傷ついている人が側に居るのなら一言で構いません。



魔法をかけてあげて下さい。



その人はその言葉で心が癒されると思います。




「拾ってやるよ(猫を)」



「拾ってくれるの(私を)」



おしまい~

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