唯一の女の子Ⅱ
第17話
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1月31日・・深夜~
「親父・母さん・瑛さん・恵さん。話があるんだ!」
直「どうした?・・・明日の事か?」
「あぁ。彩にはまだ話してないけど。」
瑛「・・検討は付くけど言ってみろ。」
「・・・明日、俺と彩を紹介する時・・初めに俺が後継者だという事を伝えて欲しい。次に彩が婚約者だという事。最後に親父たちの子供である事。順番を間違えない様に・・・お願いします。」
瑛「・・あぁ。分かった。それが一番彩を守れるだろう・・いくら部署が同じだと言っても不安要素は腐る程ある。彩自信の立場もお前との関係も。俺らの子供だとしても・・守るには限度があるだろう。だが、『後継者の婚約者』ならお前が抱え込む事が出来るな・・・!」
「はい。少しの不安も彩には感じさせたくないです。仕事に関する事ならいくらでも悩んで乗り越えて欲しいと思いますが、俺との事では無駄な不安を与えたくない。」
恵「智・・ありがと・・でも、彩は弱いだけの女じゃないわ。何て言ったってあたしと瑛の子よ!そして、あんたに愛されてる女よ!・・彩を信じな!!」
幸「・・智・・愛する事は『守る』だけじゃないのよ・・時には見守ったり手を貸してあげたり背中を押してあげたり・・・自分の気持ちを押しつけるだけじゃダメよ」
直「まぁ、お前の気持ちも分からん訳じゃねぇがな!俺らも通った道だ!男には男の愛し方、女には女の愛し方があんだ!お互い思い合っての事だ!」
瑛「・・・今はお前が思う様にやればいい!それが彩だけじゃなく彩の周りの人にも与えられる様になればサイコーだ!」
「・・・はい。・・頑張ります。」
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