第5話
「ん?」
「あのねぇHって智くんした事あるぅ?」
ったくこの子は
「彩、俺はねただセックスがしたいわけじゃない。彩を・・彩だから抱きたいと思ってる。相手が彩じゃないなら、こんなに悩んだりしない。」
抱きしめてる肩を離しそのまま俺の膝の上に抱き込む。
突然の事に彩は身体をビクっとさせ膝から下りようとするがそのまま少し力を込めて
「彩、たったこれだけでも彩は俺から逃げる事は出来ないでしょ?やろうと思えば簡単なんだ。彩の気持ちを無視してただやるだけなら・・。でも、俺は先に彩の心が欲しかった。その為にしてきた事は我慢じゃない。ただの自己満足だ。」
身体を少し離し顔を見つめながら
「彩は俺が抱きしめたら抱きしめ返してくれる。俺がキスしたら真っ赤になりながら答えてくれる。手を差し出したらそっと握ってくれる。彩は俺が望む事を必ず返してくれるんだ。もし今、俺が『抱きたい』そう言ったら彩は嫌がる事なく頷くはずだ。でも、俺はそれを望んじゃいない。俺は彩のすべてを貰う。この先の未来すべて。だから、彩の両親から彩を奪う。っても彩パパも彩ママも俺の親もみんな分かってるけどな。」
「ん?みんな分かってるの?」
「あぁ俺らが一緒になる事は産まれた時から決まってる。俺が初めて欲しいと言ったモノは『彩』だ。親父たちは笑いながら『そうか、欲しいならやる!ただし、返品すんなよ。』って言ってた。今年の俺の誕生日にもまったく同じ事を言ってたよ。」
「あたし知らなかった。パパもママも何も言ってなかった。」
「それは、言う必要がなかったからだ。彩が欲しいモノをみんな分かってる。だから、今以上に俺を欲しいと願え!その気持ちが俺に追いついたら・・
『結婚するぞ!!』」
「返事は?」
「・・・あっ・・えっ?・・・はぃ?・・」
「はは・・彩、俺が彩を抱くのは高校の卒業式だ!」
「まぁそれまでは・・・いっぱいキスしてやる。触ってやる。彩もしてくれ!」
「//っえ・・・あぅ・・するぅ・・//]
「んじゃ遠慮なく・・」
「//んぅ・・智くっっ//」
あぁ・・気持ちぃ・・彩の唇はフワフワしてて身体は柔らかくて・・・やべぇ//イキそうだ・・・。あんな事言ったけど後3年かぁ・・・。それまでにどんだけ彩に惚れんだろう・・・。1000日以上かぁ・・・。まっいっか!
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