第16話
その日の夜、僕は兄貴に相談をした。「いじめたのは松井大樹君だったけど、彼は真菜ちゃんのことがうらやましくていじめたんだと思うんだ。彼には殴られた跡が見つかったんだけどね。僕としては退院した後、希望の家に置きたいとおもってるんだよ。」というと、「兄貴、俺からもお願いだ。」と隼人が頭を下げた。「お前らのお願いに俺がダメとかいったことあるか。ないよな」というと、「俺は千秋に調査をお願いしてるからな」と兄貴。「どうして兄貴わかったの。」というと「栞のおかげ、栞が気づいてた。ノートの字に迷いがあったらしい」というと納得。栞さんはケーキ屋さんだけど、虐待された子供たちをみるための資格も持ってるから、なんか兄貴の仕事のアドバイスをしたいらしくて。栞さんは資格を取ったらしいことを本人に聞いた。「なんか兄貴すごい愛されてるね」というと兄貴は「俺、栞には頭があげられないもん」という兄貴は、本当に栞さんには甘いお菓子のように甘い人だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。