第7章

結婚式

第61話

鼻毛の手入れをしている太郎。




寝転がって、お尻を掻きながら漫画を読んでいる次郎。




そこへー




トゥルルルルー!




電話が鳴る。




「今、手が放せないんだ、次郎出てくれ」




めんどくさそうに電話に出る次郎。




「はい、もしもし」



「えっ結婚式?」




「太郎さん、結婚式がどうのと言っていますが」




「痛っ!」




鼻毛を抜き取る太郎。




あまりの痛さの為、涙がちょちょぎれている。




「だから、俺は彼女にフラれたばかりだから、結婚はしないって」




「バカ!かせ!」




次郎から受話器を奪い取る太郎。




「お電話代わりました蛸橋です」




「いつもお世話になってます」




「結婚式の余興ですか!」




「わかりました、有難うございます」

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