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『あの人』が誰なのか、その後直ぐにわかったきがした。
あの人だ。
俺は勘違いをしていた様だ。
その人は昼前に迎えに出た大河さんが運転する車で、この家に入ってきた。
出迎える事はしていなかったのだけれど、外の掃除を終えて片付けをしている時に、その人が来た。
「お嬢さん」
そう呼ばれた人は、俺の姿を見ても普通に挨拶をしてくれたんだ。
身長差はほぼ無い俺に
「こんにちは、初めまして」
この人がもう一人の“かおる”さんだった。
組み立てられなかったパズルがパタパタと組み立てられた時だった。
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