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「わるいわね、頼んだわよ」
おばちゃんから朝食を乗せたお盆を渡され、慎重に持ち長い廊下を歩いていく。
ついでに俺のも一緒だ。
俺一人食堂ですますのもどうかと、思って…
いつもは、大河さんが運んでくれているらしいけれど…
『そうね…いつも決まった人としか接してないんじゃないかしら…聞いた話だけれど、私が来る前はあの子がまだ学生の頃からここに出入りしてたみたいよ!……本人には聞いた事内緒にしておいてね!』
聞いてもいないのに話してくれたけれど…
学生の頃からって、いつくらいなんだろうか…
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