※得体の知れない人

7

大河さんに案内されて家の中を一回して、俺の部屋の前に着いた。


「ここが要と翔の部屋になる」


「翔?」


「あぁ、翔は少し前にまたここに戻って来たんだが…まぁ何かあれば俺に言ってくれ」


「はい!ありがとうございます」


これから大河さんは若のつかえがあるとの事で、忙しそうに出ていった。


翔って人居るのかな?


ちゃんと挨拶しておかないと


「失礼します」


部屋のドアを開けると、中に居た人が俺を睨み付けている。


こわっ。


違う。


怖がってる場合じゃない。


「あの、今日からお世話になります要です…よろしくお願いします」


深々頭を下げた。


「君まだ高校生?」

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