第7話

無言のまま連れて来られた先は…


レースや淡いピンクのカーテンではなく、豹柄で統一された部屋。


「早く脱いでよ」


へっ?


「脱いでって靴ですか?」


靴は玄関で脱いでいるんですが…


「はぁ?バカじゃないの」


そう言うなりYシャツのボタンに手をかけられました。


「ちょっと何するんですか」


「はぁ?何って決まってるでしょ!Hするんでしょ!」


えええっ!!


俺、何か聞き間違がえたでしょうか?


「俺、家庭教師頼まれただけですけど」


胸元まではだけたYシャツを慌てて手で隠しました。


目の前の女の子は顔だけ見れば、可愛い部類に入るんだって思うけれど…


「えっ、何違うの?」


そう言い俺をいきなり突飛ばした。


よろけて尻餅をついた俺に更にキツイ一言が浴びせられました。


「あんた、童貞?」


言葉を失うとはこの事でしょうか…

同じ歳の女の子にそんな事を言われたのは初めてです。


しかも当たってます。

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