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泣き寝入りをしたのは何時振りだろうか…

顔はむくんで、目も腫れている。


無意識に手にした携帯を見るが、想いの人からの連絡は無い。


「なによ!」


物に当たるのは良くないと思いつつ、投げられた携帯電話は、硬いものに当たらず、ベッドに沈んだ。


見た目最悪な状態で、何とかシャワーを浴びに浴室へと向かうが、大分高くなったお日様を直接見る事は無く、閉め忘れたカーテンを勢いよく閉めた。


今日は珍しくじじぃの『何してるんじゃ!』

は、聞こえてこなかった様に思う。

母屋と繋がった廊下側のドアを開けたが、何時もとかわらず静けさを保ったままだった。

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