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一人では動けない私に手を貸してくれて、中央まで連れていってくれた絢香さんは、着物の裾を直し、カメラ位置を気にしながら、私に藤の花の造花を持たせてから、谷田さんの元へと…
今やっと私が被写体で、しかも、あの谷田さんがカメラマンで…
え???
何で?
「何で…私…出来ません」
何も聞かされなくて、されるがままで、何をして良いのかもわからなくて…
「みずきちゃん…大丈夫よ!亮がカメラマンなんだから!」
イヤイヤ、何を根拠にそんな事を!
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