第97話
どんどん近づいてくる八雲さんの綺麗な顔。
「やくもさ…」
「ハイネ…」
吐息が唇にかかる。
こっこれって、チ…チス!??
まままま間違えた
kiss?!?!
「ハイネ…」
凶悪だ…。
その甘い優しい声も、瞳に宿るの強い光も…。
逃げられない…。
目を開けてられなくなって、ギュッと閉じる。
八雲さん。
kissする相手があたしなんかでいいの…?
いや、しかしっっ!!
八雲さんとチュ~出来るなんてことが、これから先あるだろうか!?
うん。
きっと、絶対にない!!
ならば
バッチこーーーーい!!!!
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