第55話

そっちがその気なら。



「お席にご案内…」



「ココ、"黒豹"の溜まり場だろ」




確信。



聞いてるんじゃない、これはただの確認。



あたしを覗きこんでニヤける不良男。



見たところ、制服を着てるから学生だろうけど、学校はどうしたよ?



んで、なんでアゴひげ?


制服とアゴひげ…。


ミスマッチこの上ない。



どっちかにしろっっ!!


…………何が言いたいのかわからなくなってきた。



「おいっっ!聞いてンのかよっ?!」




聞いてねぇよっっ!!


あんたらの容姿にツッコミッぱなしだよっっ!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る