第54話
良かった。
凛さんいなくて。
妊婦さんにこんな悪意にまみれた声を聞かせたら胎教に悪い。
それでもお客様にはかわりないので、一先ずテーブルはそのまま、ガラ悪い如何にも不良といった二人組の前に立つ。
その際、営業スマイルは忘れない。
「いらっしゃいませ。お客様。お二人様ですか?」
「あーー?」
「おっあんたココの従業員か。なぁなぁ聞きてーことあんだけど」
無視ですか。
あたしの問いは。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます