第37話

パッパーーーーッ!!!!



クラクションを鳴らして竜希さん、桂、蓮くんとその後ろに乗った麻也が"シャーウッド"の駐車場から出ていく。



それを手を振って見送る。




「ホレ。寒いから早く店入れ」



「大丈夫ですよ」



「いいから、んな薄着で外に出てたら風邪ひく」



「むー」



「ハイネ」




剥れてると名前を呼ばれる。




八雲さんを見たら、あたしではなく、あたしの首にかかってる物を見てた。




「何かあったら吹けよ?」


「はい。わかってます」




八雲さんはそう言うとソレに手を伸ばし、ピンっとソレを弾く。

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