開店

第34話

爆音が"シャーウッド"のある一帯を支配する。




朝の8時過ぎ。



迷惑以外のなにものでもない行為だけど、道路を挟んだ先は朝日を浴びてキラキラ輝く広大な海。


周りにある建物は"黒豹"に関わりのあった人達のもので。



こんな音は慣れっこ、なんてことはない人達ばかりだから現"黒豹"の皆も遠慮なく噴かす。



あたしは学校に行く皆を見送るために外にいた。



う"ぅ"寒い…。




びゅーびゅー吹き付けてくる潮風に顔面を叩かれ痛い…。



きっと顔は真っ赤だ。



そんなあたしを見て、復活した桂が笑う。



ホントにアイツだけはあたしの敵だ💢



絶対また、きゅうり入りサンドイッチを食わせてやる。




「やめろっっ!!」

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