第62話

そんな二人の態度のせいか、それとも元々か、同い年の美優もあたしを嫌った。




従姉妹同士と知らず、同じ学校に通ってたあたし達。



喋ったことさえなかったけど。




美優は有ることないことを"友達"に吹き込んで、あたしを孤立させた。




呆気なく皆、あたしから離れてった。




どうやら、"友達"だと思ってたのはあたしだけだったみたいだ。




家でも、学校でも一人だったな。














































そして、あの日―――。

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